自分ノート

~自戒と教訓の旅~

季節への想い【ふとした・ダイアリー 第14号】

窓を開けていると、もうすっかり肌寒くなった空気をこの肌で感じ取ることができる。私は、シャツを重ね着して、起毛のスリッパの中に靴下を履いて過ごすようになった。秋は、すっかり家の玄関で長い立ち話を始め出したように思える。この前までの、蒸し苦しくて干からびそうな夏は、とっとと次なる場所へと去っていってしまった。どうせすぐ、秋をゆっくり堪能する楽しみを奪うかの如く、冬がやって来ることだろう。このような話になると、いつも次なる季節への不平不満を羅列する者がいるが、私はそれを好まない。まぁ確かに、暑すぎるのも寒すぎるのも苦手だし、寒いと思って着込んだのに、日射や暖房のせいで服を脱いでしまっては、せっかく着込んだ甲斐がないし、何より衣服がかさ張っては邪魔になる。個々、そのような小さな不満点は、必ずどの季節にも存在するのは仕方がない。ただ、それさえも季節が織りなす情緒の一つなのだろうと思う。そして、それにも増して、それぞれの季節が持つ顔や景色が魅せてくれる情緒というのは、大変素晴らしいものだと思うのが、私の性分なのである。どうせなので、今季の秋からそれぞれを語ってみるとする。

秋は、色彩が一番に美しい。植物も人工物も、暖色系の温かいオレンジ色に否でも応でも染められていく。それが、とても優しく、でもどこか哀しさを感じて仕方がない。どうせすぐに冬の寒さに凍えるのだから、この短い季節がいかに貴重であるか、わかるというものだ。強い夕日に照らされて、橙に染まるアスファルト。肌を上品に舐める風は、少し冷たいけれど優しくて、夕日が私へ寂しがっているように思う。

冬は、全ての輪郭がシャンとなる。そこに在る空気たちが煌めいて、景色が宝石のように輝いて見える。深く息を吸うと、冷たい空気が鼻の穴からすぅと入って来て、肺を冷たく満たしてくれる。私はこの感覚を感じるのがとても好きで、冬というだけで空気がいつもより美味しくなる。寒いせいで感覚が研ぎ澄まされる。温かいものはより温かく、冷たいものはより冷たく感じる。人間の息吹や血潮をより強く、そして暖かく感じ取られる季節だ。

春は、文字通り暖かいのが好い。彼女の持つ性分に、私は弄ばれているだけなのかも知れないが、なんだか嬉しくなるというか、外に出て野原を駆け回りたくなる。暖かくなって、植物たちが上品な温もりを持って色づく。穏やかで優しくて、ずっとその場で春を感じていたい。彼女に肌を撫でられる感覚は、幾つ年を重ねても、忘れられない。

夏は、望む景色が滲んでぼんやりと見える。だけどそれは、ただ日射とその暑さのせいだけのことなのだ。怒号のような日射に照りつけられて、くたびれて、小陰に身を隠した時にふと見上げた空の美しさといったら、もうこの世のどんな表現手法を用いても、完璧に表現するのは不可能なぐらい美しいのだ。個々の輪郭ははっきりとし、何より色彩のコントラストがとてつもなく美しく、より濃くよりはっきりと、その宝石ように綺羅びやかに輝く優雅な景色を、小さな宝物のように大切に魅せてくれる。

こんなふうに考えていると、四季というのは本当に好いなぁと感じてとまらない。次の季節は、どんな顔をしているのか。どんな美しい景色や情緒を魅せてくれるのか、楽しみで仕方がない。 

  

 

不満足な日常【ふとした・ダイアリー 第13号】

近頃の日常には、不満足感が在る。いや、満足はしているし何不自由のない毎日ではあるのだけれど、活気が無いというか、景気が悪い。そして、そういう心持ちの時ほど、死について考えたりする。「自分はいつ死ぬのか」という問いかけを自分自身に投げかけてみては、テキトウに弄んで元あった場所に片付けもしない。人生は無意味だなんて厭世、いや虚無なんて結論をもっともらしくでっち上げては、頭を無意味に回転させて疲れるだけ。死にたいわけでもないし、自殺願望とやらも、過去に比べればずいぶん漂泊としていて、お線香の煙ぐらいのものとはなっている。死について考えることが、今ある生の体現だとするならば、それは随分と面倒なことのように思えて仕方がない。

 ベランダに出て、午後4時の日差しを浴びた。陽の角度は、明らかに季節が夏から冬へと向かっていることを示していた。だが、それは未だに強く、肌にこんがりとした焼き色が付きそうな程度であった。しばらく、その心地を感じつつ茫としていた。私の好きな風の音や小鳥たちのさえずりは聞こえてはこなかった。その代りに、近所の人間たちの生活音は聞こえてきた。そんな不満足も、その陽射が殺菌してくれるようにも思えてしまう。まぁたしかに、人生にこのような安閑以外何が必要なのかと問われてみれば、きっと何も答えられないと思うし、そう思うことが、最近の私の流行りでもあるのだから。書斎に戻り仕事をする。不満足な日常が、また始まった。

 

 

【TEXHNOLYZE同時試聴】さすらいのやま ツイート・アーカイブ

来る2018年は、1998年放送のTVアニメserial experiments lain20周年を迎え、また、2003年放送のTVアニメTEXHNOLYZE15周年を迎えました。

 

 

sasurainoyama.hatenablog.com

 

 

 

 

今回の記事は、steinさん(stein@2日目東G-46b (@__stein) | Twitter)が、企画なさったTEXHNOLYZE同時視聴」において、私が「#TEXHNOLYZE15th」のタグで投稿したツイートのまとめです。(重要なものに絞っています)

 

 

fod.fujitv.co.jp

www.b-ch.com

www.crunchyroll.com

 

 

ROGUE

 

 

││ 01 STRANGER

 

 

 

 

 

 

││ 02 FORFEITURE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

││ 03 TEXHNOPHILE

 

 

 

 

 

 

 

││ 04 SYNAPSE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

││ 05 LOITER

 

 

 

 

 

 

││ 06 REPETITION

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

││ 07 PLOT

 

 

 

 

 

 

││ 08 CRUCIBLE

 

 

 

 

 

││ 09 WIGGLE

 

 

 

││ 10 CONCLUSION

 

 

 

 

 

││ 11 VAGRANT

 

 

 

 

 

 

││ 12 PRECOGNITION

 

 

 

 

││ 13 VISTA

 

 

 

 

 

 

││ 14 REJECTION

 

 

 

 

 

││ 15 SHAPES

 

 

 

 

││ 16 STRAIN

 

 

 

 

 

││ 17 DEPENDENCE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

││ 18 THRONE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

││ 19 HEAVENWARD

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

││ 20 HADES

 

 

 

 

 

 

││ 21 ENCEPHALOPATHY

 

 

 

 

 

 

││ 22 MYTH

 

 

 

 

 

││第01話~第22話を通して